思い出と現実と
福袋というと、子供時代の正月で一二を争うほどの楽しみでした。正月には田舎の祖母の家に向かうのですが、いつもその途中で大型の玩具店によって子供にとっては大きすぎるぐらいの福袋を買ってもらうのが毎年の恒例となっていました。
大きな袋にいくつかのおもちゃが入っているというだけでワクワクが止まらなかったです。おもちゃなんて普段はめったに買って貰えないうえ、買ってもらえても1つだけなのにその福袋も1っこ扱いで買ってもらえるのがたまらなくうれしかったと、記憶しています。
中から出てきたものは普段は見向きもしないようなものでさえついつい大切にしていつしかお気に入りになるほどでした。ところが、今となってはそんなワクワクも少ししかありません。
ついつい利益率とかを考えてしまうのですから。それでも開けるときの楽しみやお正月だからなにか買いたいという気持ちを満喫するためについ買ってしまうのですが。ただあらかじめ中身を提示したものは許せません。ただのパック商品じゃないですか。何がしたいのでしょうね。まったくそそられません。
|